
免疫調整生薬「フアイア®️」
30包
科学的エビデンスがある生薬フアイアの内服薬1か月分(30包)です。1日1包(3g)を他の食物の影響を受けにくい「食前」「食間」 が望ましいでしょうが、食後でも大丈夫なので内服して下さい。
飲み方は、ご自身が一番飲みやすい方法でお飲みいただいて問題ありません。ジュースやコーヒー、ココア、お茶と一緒に飲んでも構いません。
生薬フアイアはどの西洋薬、漢方薬とも併用禁忌はありません。ある食品を控えるなどの制約もありません。
副作用:当院処方の20倍を服用した際に、稀に下痢の症状が出る報告があります。
免疫を中庸にする科学的エビデンスフアイア

フアイアの主成分TPG-1による「免疫の中庸化」
フアイアの主成分である TPG-1(プロテオグリカン) は、特定の免疫経路のみを抑制するのではなく、免疫全体のバランスを適切に調整する 働きを持つことが報告されています(J Biol Chem 2019)。これは、過剰に活性化している免疫反応を抑えつつ、必要な免疫機能は維持する という、「免疫の中庸化(適正化)」の作用があります。
具体的には、炎症性サイトカインなど異常な免疫活性を抑制する一方で、自然免疫や抗ウイルス免疫に必要な防御機能を損なわないことが研究で示されています。これにより、フアイアは過剰な炎症を抑制しながら、アトピー性皮膚炎・乾癬の症状を改善する可能性が示唆されています。
また、TPG-1の免疫調整作用はがんに対する免疫にも応用可能であることが大規模臨床試験で示されています。これは、TPG-1が免疫系を適正に調整し、がん細胞を攻撃する免疫細胞(T細胞、NK細胞)の活性を維持する一方で、免疫抑制因子の過剰な影響を防ぐことによる可能性が考えられています。
このように、フアイアのTPG-1はアトピー性皮膚炎・乾癬、関節リウマチ等の自己免疫疾患とがんの両方に対し、免疫バランスを最適化することで治療効果を発揮する可能性が期待されています。
フアイアの基本情報
フアイア(Trametes robiniophila Murr.)は、エンジュの老木に寄生する数百種類のキノコのひとつであり、古くから健康維持に活用されてきました。
しかし、天然物はほぼ絶滅しており、現在は菌糸体を工場内で培養・精製・濃縮することで、高品質で安定した「フアイア顆粒」として提供されています。
この製法により、品質のバラツキを最小限に抑え、農薬や重金属の混入リスクも排除されており、日本の医療用製剤と同等の品質を担保しています。

フアイアのエビデンス
フアイアは、日本では、「専ら食品」扱いの生薬です。がん、炎症、免疫異常に関与する様々な疾患に対して、医薬品と同等のエビデンスを持っています。
肝臓がんにおいては、米国腫瘍学会のエビデンスピラミッドの頂点です。エビデンスの質が非常に高く、権威のある医科学ジャーナルに掲載され、世界的に高く評価されています。

フアイアの主成分「TPG-1」とその働き
かつて、フアイアの主要な有効成分はタンパク質であると考えられていましたが、2019年に発表された論文(J BiolChem 2019) により、「TPG-1」という糖鎖がその主成分であることが明らかになりました。
研究では、「TPG-1」の単離に成功し、試験管内(invitro)、動物実験(in vivo)、さらにはヒト臨床試験においても、免疫調整作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用が確認されたことが報告されています。
また、その作用メカニズムとして、TLR-4(トール様受容体4)を介して免疫系に影響を与えることが示されています。

臨床研究によるフアイアのエビデンス
乾癬における臨床研究
最新の研究(BioMed Research International, Volume 2018,Article ID 2372895)では、乾癬患者を対象としたプラセボ対照二重盲検試験が行われ、フアイアの有効性が統計的に明確な差をもって証明されました。
- 対象: 乾癬患者(実薬群84例、偽薬群80例)
- 評価項目: 乾癬スコア(PASI90)
- 試験方法: 偽薬とフアイア(+黄精・枸杞子を配合)の投与比較
- 摂取量:体重70kg以下: 6g × 2回 / 日 体重70kg以上: 6g × 3回 / 日
- 試験期間: 4週間
- 結果: フアイア投与群は、乾癬スコアの大幅な改善を示し、統計的に有意な有効性が確認された。グラフ(PASI90)からも分かるように、フアイア投与群(灰色)は4週後に顕著な症状改善を示し、プラセボ群(オレンジ色)と比較して有意な差が認められました。

がん領域における臨床研究
フアイアは、中国で1992年に抗がん新薬(医薬品承認番号Z-20000109)として認可され、現在ではさまざまながんの治療に保険適用されています。
2018年には、肝臓がん手術後の患者を対象とした1,000例規模のランダム化比較試験(RCT)が行われ、生存率をエンドポイントとする大規模臨床試験で有意な結果を示しました(GUT 2018)。
この研究により、フアイアは世界で初めて明確な抗がんエビデンスを獲得した生薬となり、米国腫瘍学会のエビデンスピラミッドの頂点に位置付けられました。

フアイアの副作用
フアイア顆粒として1日総量で60グラムまでは重篤な副作用の報告はありません。稀に軽い下痢が生じますが、次第に下痢は治まります。2018年に英文医学雑誌GUTへ掲載されました研究では、当院処方の20倍量のフアイアを服用した686例のうち5%での下痢発生(下から二行目Diarrhoeaが下痢)が確認されています。

フアイアの効果効能は?
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免疫亢進によって起こる症状の抑制
ファイアは、免疫力の過剰亢進によって生じるIgA腎症、喘息、アトピー、 乾癬などにも著効します。免疫を中庸に整える働きがあります。ですから、免疫チェックポイント阻害剤などで危惧される免疫の異常亢進の心配はありません。
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がんの発症防止や共存
ファイアは、免疫力の過剰亢進によって生じるIgA腎症、喘息、アトピー、 乾癬などにも著効します。免疫を中庸に整える働きがあります。ですから、免疫チェックポイント阻害剤などで危惧される免疫の異常亢進の心配はありません。
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新型コロナ後遺症の改善
西洋医学的に解決方法がいまだに見つからない新型コロナウイルス感染後遺症 (特にプレインフォグや倦怠感) にもフアイアは著効しています。この場合ファイアに加味帰脾湯という漢方薬を加え、ある程度の期間内服します。
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老化や認知症の進行防止に
老化が免疫チェックポイント阻害剤で阻止できるとの発表がありました。免疫力が加齢とともに低下するので老化したり認知症を発症します。 ファイアを老化防止と健康維持のために僕も家内も毎日内服しています。